工学とは「ものづくり」であるという認識の下で、「モノづくり」や設計検討フェーズの現場等において解決を迫られる諸課題に対して、どのように対処すればよいのか。そのためには、今までとは異なる新しい考え方やアプローチが必要となる。そのような状況の中で、最近、「逆解析」に注目が集まっています。
そこで、逆解析とは何か。それが「モノづくり」にどのように活用できるのか。それを推進するにはどのような課題があるのか。このようなテーマのもとに、これまでの事例や経験をフランクに語り合いながら「モノづくり」における逆解析の必然性と重要性に対する啓蒙と普及を行うための情報共有と交換の場を提供するために「モノづくりにおける逆解析適用懇話会」を設立しました。
この懇話会は学会・研究会というアカデミックな性格ではなく、常日頃「モノづくり」の現場で技術者が遭遇している問題点の紹介を中心として、その問題点を「逆問題」として捉え、その「逆解析」によって解決することを目指しています。この会では、問題解決型の議論を様々な専門分野の人々のフリーな議論によるフォーラム形式で展開します。
世話人 株式会社Material speaks director/T-L-ab.代表
工学博士 登坂宣好